きょう(五七日 話して聞かせた日のこと)

きょう五七日
少しずつ前へむいて歩いていく練習してますか?という
問いかけの時期でもあるそうで

故人のいない生活や向き合い方に
少しずつ前向きに考えていってくださいという時期だそうです。


メイがいないだけで風邪もひくし
ご飯はあまりおいしくない、情けないんですが

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亡くなる前日の昼間にメイと暮らすことになった
きっかけと一緒に楽しかった話など
話して聞かせました。
蔵王の自然の中で遊んだあれは楽しかったとか。


母さんは小学生のとき
父に犬が欲しいとせがみました。
家は貧しかったんですが父はそれを叶えてくれました。

父の同僚でシーズー犬のブリーダーをしているお宅で
7匹の子犬が産まれたから
クリスマスに渡せるよとなったのです。

それが母さんが初めて暮らしたシーズー犬
ベルお爺さんです。

毛むくじゃらの鼻が低くて足も短くて
思い描いていた犬らしい見た目とかけ離れていので
最初はあまり好きになれなかったのですが


でもすぐ仲良しになって
学校から帰るといっしょに走ったり
日が暮れるまで遊んで

自転車にも乗った、失敗した。
夏はラジオ体操に連れていったり

冬は星空をみながら
いっしょにソリにも乗って

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意識は朦朧とほとんど話は聞こえていないと思いますが
かまわず話し続けたんでした



中学から高校時代家の問題もあって
両親はいつも喧嘩ばかりで
夜は父の怒鳴り声に震えベルお爺さんも怖くて
よく母さんの布団の中に逃げてきたものです。
寝たふりしながら布団の中で震えながら
(早く喧嘩が収まりますように)


逃げ場のない生活が続いて
大好きでいつも一緒だったベルお爺さんに
母さんはストレスをぶつけるようになっていったのでした。
ベルお爺さんは文句も言わないで
それをぜんぶ受け止めて


父に癌がみつかり母さんは卒業と同時に
自活するため上京
東京に出たが千葉県となった。

20才のとき父は亡くなって
数年後に母は違うおじさんと暮らすようになり

たまに帰るとベルお爺さんと
昔みたいに仲良くなれた気がして
いっしょに散歩したり
おやついっしょに食べたり

会うたび昔のことを謝りました
未熟だった私を許してくださいと謝りました。

ベルお爺さんはそのおじさんにとても懐いて
おじさんもベルお爺さんをとても可愛がってくれて

一家の主がいなくなり寂しかったところに
私たち兄妹は父でもない人が家に居る生活に戸惑ったんですが

ベルお爺さんは歓迎していて
それを見ていると
一家の主だった父でもない
犬が欲しいといった私でもない人に優しくしてもらい
余生を穏かに過ごしている
毎日が幸せそうだったので
ベルお爺さんをみてこれでよかったと思うことにしました。

私たちにもよくしてくれたおじさんには感謝しています
いろいろお世話をしてくれたので


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痛みから泣くようになったよる 散歩は夜中
桜の下でも想いを伝えて



お目目も悪かったので
今思うとベルお爺さんもデスメ膜瘤だったと思います。
ベルお爺さんは左眼で、なおみは右眼


なおみのデスメ膜瘤を見た時
これを患っていたんだと知り

1日30回にも及ぶ頻回点眼も

とにかくなおみを助けたい一心だったんですが

ベルお爺さんへの償いでもありました。



犬が欲しいといって
なにもできなかった。最期の看取りもできなかった
訃報を聞いて財布握りしめて
新幹線に乗ってお別れに行ったくらいです。

ベルお爺さんが亡くなった半年後
お父さんと母さん夫婦ではじめて犬を迎えようと
それがメイでした。




こんな暮らしがあるのかと思った。
やり直したくて始まったのが
毎日がばら色みたいで人生が大きく変わった
子育てを経験したことはないんですが

犬を通じて人との交流も広がり
母親になれたような気がして

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メイの飼い主になったとき

私は死なないと約束しました(飼い主が先に逝くこと)

けっして手をあげたりしないと約束しました

どんな病気でも治してあげたいと約束しました

最期の瞬間まで必ずそばにいると約束しました


ベルお爺さんの供養になると思って
叩いて従わせようと過去にしました。

メイと暮らして
過去に自分が犯した間違いに気づいて
成長させてもらった
どっちが母親かわからないよと
これはメイに話して。



最初は罪への償いだったんですが
いつしかそれは違うものになっていって
(この部分がまだうまく言葉にできなくてごめんなさい)


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また会いたい
夢でもいいから会いたい
なかなか夢は見ない。

メイが心配して遊びにもいけないと困るので

悲しいだけの感情に囚われず
節目ごとに力に変えて前に進まなければと
こんな作業をしながら一日一日



長々とすいません
お恥ずかしい話なんですが
これもメイとのはじまりだいじなことなので
備忘録として





by tubame3103 | 2018-05-11 23:56 | メイ | Comments(0)  

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